平ちゃんと期間限定なあたし。(先生と王子様と演劇部な私。スピンオフ)
「ヒドイなぁ。そこまで変態じゃないよ?」

 平ちゃんはちょっと頬を膨らませる。


「多少は認めてるんだね」


 あたしが軽く笑うと、平ちゃんがチュッとキスをしながら抱き締めてきた。


「俺、三月の残りは仕事が忙しくて、あまり会えなさそうなんだ」


 最近は、日付が変わってから帰ってくることもある平ちゃん。

 とっても疲れているのも知ってる。
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