平ちゃんと期間限定なあたし。(先生と王子様と演劇部な私。スピンオフ)
 コソコソする必要ない、なんて思ってるのに、何だか分からない罪悪感のようなものが胸にザワザワと押し寄せている。



 堀木戸先生、なんてそういる名前じゃないもの。



 でも、学校の用事って言ってたんだからいるはずない。


 そんな思いがグルグルしながら、二つ手前のお店の入り口から覗いてみると、四人組の女の子の間から、チラリと平ちゃんが見えた。




 平ちゃんの横には女の子。
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