平ちゃんと期間限定なあたし。(先生と王子様と演劇部な私。スピンオフ)
 何しに来たのよ! なんて、おじさんとおばさんの前ではさすがに言えない。



「では、皆揃いましたので……」


 急におじさんが改まって言うと、前の堀木戸家三人が頭を下げる。


「な、何?」


 またまたポカーンと、その光景を眺めてていると、おじさんが続けて話した。



「お言葉に甘えまして、結納、という形はとりませんが、大変結構なご縁をちょうだい致しまして、誠にありがとうございます」




 ゆ、ゆいのう!?
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