Frozen Love
帰宅し、自室に閉じこもるとベッドに身を投げ出す。
嘘だ。
こんなの絶対に嘘だ。
信じたくない。
やっと本気で誰かを愛することができたと思った。
やっと誰かを信じてもいいと思えたのに……。
また裏切られた。
俺はまた捨てられるんだ。
そんなの御免だ。
捨てられるくらいなら、こっちから捨ててやる。
この時、どうしてもっと君の気持ちを考えてやれなかったんだろう?
後々、自分という人間がいかに愚かだったかを知って、死ぬほど後悔することになるとも知らずに……。