Frozen Love
そう言って由綺のお母さんは白い由綺のケータイを俺に差し出す。


「そのケータイはあなたが直接あの子に返してあげてください。

それから、これもたぶんあなたにだと思います」


渡されたのはリボンのかけられた箱だった。

クリスマスプレゼント用に包装されている。



「あの子に会ってやってくださいね」


由綺のお母さんは念押しして、売店の方に行ってしまった。



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