Frozen Love
俺は由綺のメールを見るため、中庭に出た。

ベンチに座り、ケータイの電源をつける。

メールボックスを呼び出し、大きく息をすると震える手で送信ボックスの一番上のメールを開いた。



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To.藤崎祐一
sb.(non title)
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急にあんな電話してごめんね。
でも、どうしても会いたかった
んだ。
誤解だとか、そうじゃないとか
そんなのもうどうでも良くて、
ただ祐一に会いたかった。
ごめんね、弱虫で。
好きって言ってくれないから、
いつも不安で、祐一の気持ちが
分からなくて、自分の気持ちば
かり押し付けてた。
祐一のこと信じてあげられなか
った。
だけど、私の祐一に対する気持
ちは嘘なんかじゃないよ。
ずっと、大好きだった。
今までも、これからもずっと、
ずっと祐一が好きだよ。

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