「あなたと未来を抱きしめて~ブログ恋愛★先生+生徒」
繋がった今
私達はメールのやりとりをするようになった。
今ではもう敬語なしで心から話せる人。
キンコンカンコン キンコンカンコーン 終わりのチャイムが鳴る。
帰ろうとした時、私は担任藤沢に呼びとめられた。
「進路は決まりましたか?」
そりゃ。決まったら言うけど分らないから言わないんだ。
何も言わない私に藤沢は言う
「とりあえず、進学して大学にでも行ったらいいんじゃないの?
今、高卒で就職はなかなか難しいし。」
私は重い口を開く
「大学に行って何を勉強するんですか?」
「何ってとりあえず勉強するのよ。」
「それなら私はフリーターになって働きます。」
学校はもうこりごりだ。こうやって馬が合わない教師と話したくない。
「何言ってるのっ!!
フリーターが出るということはうちの学校の評判が下がるじゃない!
そんなこと言ってる暇があるなら勉強していい大学に入りなさい!!」
そう怒鳴ると藤沢は消えていった。
大人は最低だ。
評判とか世間体を気にして、子供に押し付ける。
帰り道、私は公園で泣いていた。
もう学校に行きたくない。
教師に教わることなんて何もない。
私はTAKAにメールを打った。
[誰を信じていいのかわかりません]