鉄壁魔王と勇者
突如として、目の前に現れた、勇者の一撃目をジラルがかわせたのは、奇跡に近かった。

舌打ちする勇者に、ジラルは冷や汗をかく。

「へぇ。なかなかやるね、ジラル?だっけ?」

金色のライオンのような短髪をゆらし、挑発的な視線をジラルに向ける、勇者。
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