鉄壁魔王と勇者
下ろされたスカートに隠された足を、未練がましく眺め、勇者はたずねる。
「許可出来ない。それに、呼ぶ機会も無いだろう」
魔王は、ピシャリと言い、手のひらを上にして、腕を天に掲げた。
フォン、と音を立て、魔王の手のひらの上に、回転している円盤が出現した。
円盤は、ドーナツのように中央に空洞があり、空洞の外側は薄い刃物で出来ていた。
魔王は、円盤を翳(カザ)し、円盤は今にも勇者へと向かうべく、回転数を上げる。
「許可出来ない。それに、呼ぶ機会も無いだろう」
魔王は、ピシャリと言い、手のひらを上にして、腕を天に掲げた。
フォン、と音を立て、魔王の手のひらの上に、回転している円盤が出現した。
円盤は、ドーナツのように中央に空洞があり、空洞の外側は薄い刃物で出来ていた。
魔王は、円盤を翳(カザ)し、円盤は今にも勇者へと向かうべく、回転数を上げる。