鉄壁魔王と勇者
「どうやって、ここへ?」

因みに、いつも魔王の側に控えているジラルは、丁度お茶を入れに、席を外していた。

「牢屋は、厳重に見張らせているはずだが。」

勇者は鼻を鳴らした。

「厳重…ね。フィーカさんが、ちょっと撫でただけで、あっさり出れたけどな。」

もうちょっと、強化をオススメするよ。

続いた言葉に、魔王は素直に頷いた。

「そうだな」
< 56 / 73 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop