鉄壁魔王と勇者
魔王の白い首筋が、露わになる。

そこに落とされた、柔らかく熱い感触に、魔王はビクリと体を強ばらせた。

魔王の首を舐めた勇者が囁く。

「っは…ルシェちゃん、イイ匂い。離したく…無いな」

突然の行為に、魔王はどうすることも出来ず、勇者の為すがままだった。

「ね、ルシェちゃ…」

魔王の顔を覗き込んだ勇者は、全ての思いが、頭から消し飛んだ。
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