鉄壁魔王と勇者
周りは、コレから起こる惨事を予測し、だが誰もそれを止める事が出来ず、息を詰めて魔王を見守る。

魔王は、側近の前に立ち、側近を見上げる。

魔王は標準より少し背が低い上、側近は逆に標準より高めだったのだ。

おもむろに、拳を振り上げ側近を殴る魔王。

華奢な体に似合わぬ、力強いパワーを持ったそれは(勿論、ただの拳では力に欠けるため、しっかりと魔力を上乗せしていた)、側近を50メートル程後ろの壁へと叩きつけた。
< 8 / 73 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop