ミツバチ
その頃いつも寝る前にお母さんに読んでもらっていた『人魚姫』の絵本!


それに出てくる王子様が博哉くんだと思っていた私。


だから…イケメンな王子様が私を大事にしてくれると今でも思ってる…


17にもなってって感じだけど…



「…という訳で…イケメン王子を求めて日々私は生きているわけです!!」


「へぇ~っていうか威張って言うことか!!」


私の王子様話しにますます呆れる千歳…



「ほらほら、みんな自分の席に戻れ~」


私たちの会話を邪魔するように先生が教室に入って来た。


みんなは、そそくさと自分の席に戻った。





「よぉし、今日は転校生を紹介するぞ!!君…入りなさい」


クラスのみんなが注目した…


そして、入って来た転校生に女子生徒がざわついた。

それは私も同様だった!!



だって…入ってきた転校生はアイドル?モデル?
イヤ…スーパーがついても、おかしくないイケメン!!


私の目は輝きに満ちた。





< 4 / 21 >

この作品をシェア

pagetop