バド★ラビ
ここで問題発生。さっきも言ったが私はお金がない…
正確に言えば、財布を家に忘れて来た。
これはまずい…
「どうしよ……」
「ん?どしたの?」
独り言のつもりが返事が返ってきて驚き、思わず声がしたほうを見た。
そこにいたのは風間貴弘くん。
「あ…あのね。今日財布忘れて来ちゃって…」
と言うと貴弘は少し考えながら
「うーん。まぁいきなりだったしな!オレが代わりに払うよ!」
「えっでも!」
「いいからいいから!腹減ってるし。好きなの選んで」
「ありがとう!」
これが貴弘と初めてまともに話した会話。
近くで良く見ると子犬みたいな可愛い綺麗な顔をしていた。