なまけもの
「ねぇやめようやめよう止めた方が身のためだってばやーめーてー」

ずるずると聞き分けの無いガキみたいに聖にしがみついて引きずられている零と、いつもの十倍位生き生きとして眼を爛々と輝かせる聖、と


ピポピポピポピポピポピンポーン


喧しく今も鳴り続けるチャイムの音が混在し、リビングのなかはカオスと化していた。


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