ペットショップ MARIMO
運が良かったのか。
カジが作ったミルクを、勢い良く飲み干してくれた。
温かいミルクを飲み、柔らかいタオルで包み、冷え切った身体がしっかりと温まるのを願った。
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「さち、ミルク飲もう」
少し動くようになった子猫をタオルにくるみ、抱き上げる。
栄養のたっぷり入った、カジ特性ミルクを飲ませる。
「あれ? 今日はもういいの?」
箱に入った子猫を拾い上げてから3日後。毎日タオルを取り替え、ミルクをあげる。
出勤直後と、帰宅直前の日課になった。