ペットショップ MARIMO
「あのねぇ…」
誤解を解こうと、店員の顔を覗き見た。
そこには、巨大な靴がある。
「…って、なんだこりゃ! デカっ! あんた、デカすぎじゃね? てか、棚とかドアとかデカっ! って、あんた猫耳生えてるし! 何その髭! え? てか、あたしがチビ?!」
彼女の体は現在15センチ。
思考回路がパンク寸前。
というより、パンクした。
「いやぁ、ありがとうにゃ。誰もアルバイトをしに来てくれないから、目立たせればいいかと思ってどんどんポスターを大きくして良かったにゃ」