今宵の月は美しい【完】
エヘ、と笑っている戸川ちゃんに、踵落としをしたくなりました。
こ、この女まさか……
「なんか最近ヨリちゃん、前園くんと仲良いんだって?」
!?そっち…!?
「いや、普通。
趣味の音楽を通して、お知り合いになった程度です」
しげるんとは音楽準備室でしか、会った事ない。
噂ってすごいな。
あのチクり文もそうだし、どこから広がるのだろう?
「ふーん、レゲエかなんか?
先生の頃は、フォークソングだったんだけどなぁ~」
バビョンとギターを弾く真似をして、戸川ちゃんは遠い目をした。
いつ!?
「先生チャンスだから、前園くん呼びに行ったんだけどぉ。
教室で五木ちゃんと、ベタベタしててさ!」
戸川ちゃんは取りだしたハンカチを噛み、本当に悔しそうだ。
しかしリアクションが、なんだか古い。
こ、この女まさか……
「なんか最近ヨリちゃん、前園くんと仲良いんだって?」
!?そっち…!?
「いや、普通。
趣味の音楽を通して、お知り合いになった程度です」
しげるんとは音楽準備室でしか、会った事ない。
噂ってすごいな。
あのチクり文もそうだし、どこから広がるのだろう?
「ふーん、レゲエかなんか?
先生の頃は、フォークソングだったんだけどなぁ~」
バビョンとギターを弾く真似をして、戸川ちゃんは遠い目をした。
いつ!?
「先生チャンスだから、前園くん呼びに行ったんだけどぉ。
教室で五木ちゃんと、ベタベタしててさ!」
戸川ちゃんは取りだしたハンカチを噛み、本当に悔しそうだ。
しかしリアクションが、なんだか古い。