今宵の月は美しい【完】
中鉢はダメ!
言えない。
こんなこと知ったら、一番困るのは中鉢だ。
誰か、助けてー…でも私、友達いないんだった。
『いつもの場所で待つ!!』
私は短いメールを送信した。
友達いないけど、ヤリ友がいた。
体を横たえていたら、だいぶ楽になった。
しかし目を閉じたら、次々に最悪な考えが浮かんできて、私が死ぬのが一番好いんじゃないかという結論に至った。
子供出来たら、堕ろさないとダメだよね。
教師と生徒とかありえない!!
でもそんなの嫌。
この子を死なせるくらいなら、私も一緒に死んじゃったほうが良い。
さっきチャイムが聞こえたから、お昼休みが始まって、すぐ来てくれたらしい。
扉を開けようとする気配に、私は立ち上がった。
鍵を開けると、イケメンは訝しげな顔をした。
「…なに、やってんの」
揃う前に鍵閉めているのなんて、初めてだもんな。
言えない。
こんなこと知ったら、一番困るのは中鉢だ。
誰か、助けてー…でも私、友達いないんだった。
『いつもの場所で待つ!!』
私は短いメールを送信した。
友達いないけど、ヤリ友がいた。
体を横たえていたら、だいぶ楽になった。
しかし目を閉じたら、次々に最悪な考えが浮かんできて、私が死ぬのが一番好いんじゃないかという結論に至った。
子供出来たら、堕ろさないとダメだよね。
教師と生徒とかありえない!!
でもそんなの嫌。
この子を死なせるくらいなら、私も一緒に死んじゃったほうが良い。
さっきチャイムが聞こえたから、お昼休みが始まって、すぐ来てくれたらしい。
扉を開けようとする気配に、私は立ち上がった。
鍵を開けると、イケメンは訝しげな顔をした。
「…なに、やってんの」
揃う前に鍵閉めているのなんて、初めてだもんな。