今宵の月は美しい【完】
甘んじて受けよう。
公務員を無職にしてしまった罪は重い。

如何様にもして下さい。

「想像妊娠なんかじゃない。
身体が悲鳴上げてたんだよ」

「!?いや、…私のことなんてどうでも…」

「何でそんなに我慢した?
怒れないよ、悲しくなるよ…。
もっと早く無理にでも、辞めさせるんだった」

「えーっ!?」

怒ろうよ!
間違ってるよ、さすがに!?

「ごめん、許して」

「いやいやいや!?
謝るの、私ですし…!?」

中鉢は、何も悪いことしてないし?

私に巻き込まれて、大変なことになってるだけです!

「また責任感じさせるのもアレなので。早いとこ、本当に作ろう」

「目一杯やりたいだけじゃないか!?
チューバチのそれは!?」

「それもある」

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