虹を教えてくれた君
「いいよなぁ!あんな可愛い幼なじみがいてさ」


「そうそう。お前とは大違いだよな」



クラスの奴はペラペラ喋り出した。



これは昔からだ。光は可愛くて人気がある。
だから幼なじみである俺は嫌みを言われる。


『正反対』や『釣り合ってない』と…



そんなの俺自身がわかってる。


だけど諦めきれなくて、心の底でそっと思っているだけなんだ。


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