虹を教えてくれた君
「ありがとう…」


俺は少し笑って肉じゃがを受け取った。



「それとね、えっと……」



光の目がキョロキョロした。



「べっ、勉強!勉強、教えてくれないかな?」


光は俺の顔をじっと見た。




光が勉強を教えてほしいなんて珍しい。


まぁ暇だし、いっか。



「いいよ。家、入れば」



そう言うと光の表情がパッと明るくなった。


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