虹を教えてくれた君
俺はそんな光の涙を指で拭って唇にキスをした。



「光はずっと俺の大切な存在だよ。これからも」


俺は微笑んだ。



「嬉しい……―大好き、蒼ちゃん」


光の涙が溢れてきて止まらない。
でも笑顔で俺に抱きついた。











小さい頃からずっと手に入らないと思っていた“太陽”。


それが今、俺の側にいてくれる。


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