総司VS総司
「どういたしますか?」
待て待て待て…。
俺は結婚してると知ってる筈。
「何かの間違えだ。あの女だな…」
有る事無い事書きやがって
「訴える準備もしておけ」
「畏まりました。奥様に連絡した方が宜しいのでは?」
「いやっ、昨日は皆で集まったから知っている」
「左様ですか」
「その“左様ですか”は肯定か?否定か?」
「否定の返事ですよ社長♪何年一緒に居るとお思いですか?」
「だな♪アッチも今頃大変だろうな♪」
「楽しそうですよお顔が」
「アイツは表裏がない」
「響様や咲様みたいですね。良き友になれそうですね?」
「友か…ハナが煩そうだな」
秘書は苦笑いをしながら部屋を出ていった。