シュガーポット【仮】



「ダーイチ♪♪」


『…なに??その笑顔ちょー怪しいんですけど??』


私が笑顔で話しかけたことを凄く怪しがっているのは、
梅原大地(ウメハラ ダイチ)

アサヒお兄ちゃんの弟!!
顔はそっくりだけど性格は全然、似てない…。
ダイチは私に対してちょー意地悪!!



「あのさ、アサヒお兄ちゃん…」

と言いかけた時…


『また、アサヒかよ。』


少し声が低くなってそう言いながらこっちを睨んでくるダイチ。

…はっ??

別にいいじゃん…それにダイチだって知ってるじゃん、
私がアサヒお兄ちゃんのことを好きなこと。



「…別にダイチに関係なくない??」


『…そうですけど…で、なに??』


そうだ。
本題に入らないと。


「あのさ…アサヒお兄ちゃんにはさ…」


なんか変に緊張するし恥ずかしい…


『・・・早く言えよ、アサヒがなに??』


「だから・・・その・・・。」


なかなか話さない私にイライラしたのか、
みるみる顔が怖くなっていくダイチ。



『だぁーーー!!だから、なんだよ!?』


「そうせかさないでよ!!私にも心の準備ってもんが・・・!!」


『リコの心の準備とか待ってたら日が暮れるわ!!早く言えバカ!!』


バ・・・バカ!?



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