シュガーポット【仮】



委員会だった私を待っててくれているシュウを教室に迎えに行った時のことだった。


『やっぱショートだよな!!』


教室の中からするシュウとその友達何人かの声。
なんの話し??
妙に入りづらくって、教室の前で立っている時だった・・・


『なに、お前ショート派なの??てっきり長い方が好みかと・・・』


『俺もそう思ってた!!』


ショート??長い方??
もしかして、髪の話し??


『なんでだよ・・・。』


『だって、お前の彼女髪長いじゃん??』


わ・・・わたし!?
確かに長い、ここ1年位は切っていないような気がする。


『別に髪の毛の長さで決めたわけじゃねーし。』


『じゃあ、どっちかつったら短い方がすきなんだ??』


『あー・・・まぁ、そうなるね・・・。』


そう言ったカレの声が聞こえた。
今までそんな話ししたことなかったしていうか、意識したことなかったけど・・・


「短い方が好きなんだ・・・。」


だから、私は決めたの。
少しでもカレに喜んでほしくて、『可愛い』って言ってもらいたくて・・・



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