シュガーポット【仮】
『あっ・・・』
突然、立ち止まって近くの水道の方をみる友達。
それにつられて私も水道の方をみると・・・
「・・・・・・。」
そこにいたのはカレの姿。
1週間ぶり・・・
実はカレをみれて嬉しい私だけど・・・
カレの隣に立っているのは女の子。
しかもかなり可愛い・・・
大きな目にピンク色の唇。
身長も小さくて、いかにも守ってあげたくなるような女の子。
そして何より・・・長い髪。
茶色くて胸まである長い髪が揺れている。
『ちょっと、あんなに仲良くさせといていいの??』
「・・・・・・。」
イヤだ・・・誰にもカレはとられたくない・・・
でも、今の私には何もできないでしょ??
私が2人の方を見ていると、カレの隣にいた女の子と目があった。
するとその子は、カレに何かを言い出して笑顔でその場から立ち去っていった。
何が何だかわからずボーっと立っていると、カレがこっちに向かって走ってきた。