シュガーポット【仮】



『あっ・・・』


突然、立ち止まって近くの水道の方をみる友達。
それにつられて私も水道の方をみると・・・


「・・・・・・。」


そこにいたのはカレの姿。
1週間ぶり・・・
実はカレをみれて嬉しい私だけど・・・


カレの隣に立っているのは女の子。
しかもかなり可愛い・・・

大きな目にピンク色の唇。
身長も小さくて、いかにも守ってあげたくなるような女の子。
そして何より・・・長い髪。
茶色くて胸まである長い髪が揺れている。


『ちょっと、あんなに仲良くさせといていいの??』

「・・・・・・。」


イヤだ・・・誰にもカレはとられたくない・・・
でも、今の私には何もできないでしょ??



私が2人の方を見ていると、カレの隣にいた女の子と目があった。
するとその子は、カレに何かを言い出して笑顔でその場から立ち去っていった。


何が何だかわからずボーっと立っていると、カレがこっちに向かって走ってきた。


< 6 / 12 >

この作品をシェア

pagetop