シュガーポット【仮】
『♪♪♪』
私の前に立っているカレは超ゴキゲン。
なにコイツ??
「どうしたの??」
『俺、今スゲー嬉しいんだけど♪』
そりゃ見ればわかるよ。
とか思う私だけど・・・なぜかさっきまでのイライラがない私。
「・・・なんで??」
『だって、“カノジョに愛されてるね”って今言われたの。』
今って・・・あの可愛い子が??
『だって、お前さっき俺のことずっと見ててくれたんだろ??』
笑顔でそう言うカレ。
「・・・ずっと見てないよ!!たまたま少し見てただけだから!!」
慌てそう言いながら顔をそらす私。
顔が熱いのが自分でよくわかる。
そんな私をみて笑うカレ。
「なっ・・・なに笑ってんの!?」
『あはは、わりーわりー。』
顔をカレの方へ向きなおすと、
あっ・・・
その時、カレとバッチリ目が合った。