虹を好きになったあなた
えっ!?


それじゃあ、せっかくの機会が…



「い、いいよ。返しに来なくて!」



つい私はそう言ってしまった。



気付いた時にはすでに遅くて蒼ちゃんは?マークを浮かべている。



えっと…どうしよう~!



私は必至に考えた。



まさかきっかけがなくなるのが嫌でなんて言えないし…



!! そうだ!



「いや…あの…放課後!放課後に私が蒼ちゃんの教室に取りに行くから待ってて」



「え…でも、借りたのは俺だから光にわざわざ来てもらうって…」



蒼ちゃんらしい答えが返ってきた。



「い、いいの!ダメ…?」



< 12 / 55 >

この作品をシェア

pagetop