虹を好きになったあなた
「光、行けば?俺、先に帰っとくし」



そう言って蒼ちゃんは席を立ってしまった。



「蒼ちゃん…!」



せっかく蒼ちゃんと帰れると思ったのに…



一気に私のテンションは下がった。



「あの…なんですか?」



すっかり悲しくなった私。



私は体育館裏に呼び出された。



「僕、ずっと光ちゃんのことが好きだったんだ!付き合ってください!」



また告白されてしまった。



私、なんかしたのかな…?



「ごめんなさい。私、好きな人がいるから答えられないの」



私はいつもこう言って断っている。



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