虹を好きになったあなた
「そうですか…」



男の子は落ち込みながらどこかに行った。



「はぁ…。蒼ちゃん…」



でも私の頭の中は蒼ちゃんと帰れなかったショックでいっぱいだった。



私はトボトボ歩きながら校門へ歩いた。



「あれっ?光?」



後ろを振り返ると小夜がいた。



「小夜~~!」



私は小夜に泣きついた。



「ちょ、ちょっと!どうしたのよ?!そんなに落ち込んで。
てか雨水は?」



私はさっきのことを全部話した。



「そりゃあドンマイだったね」



全て話し終わると小夜にそう言われた。



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