虹を好きになったあなた
私はニコニコしながら家に入った。



「そこらへんに座っといて」



リビングに入ると蒼ちゃんはそう言って肉じゃがを冷蔵庫の中に入れに行った。



相変わらず綺麗な部屋。



そう思いながら私はリビングのソファーに座った。



あれ?これ、なんだろ?



テーブルを見ると1通の手紙が置いてあった。



もしかして…ラブレター?!



そう思うと嫌な予感がしてきた。



「光、勉強って何の……」



と言いながら蒼ちゃんがリビングに入ってきた。



「蒼ちゃん―…これ……」



私は手紙を見たまま恐る恐る蒼ちゃんに聞いてみた。




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