虹を好きになったあなた
「…あぁ。親からの定期的な手紙だよ」



蒼ちゃんは言いながら手紙をしまった。



私はその言葉にホッとした。



同時に嬉しくなった。


蒼ちゃん…おじさん達と繋がっていたんだ。



「そっかぁ…。おじさん達は元気?」



私は何気なく聞いてみた。



でもその答えは私が予想とは違ったものだった。



「さぁ?元気なんじゃない?」


蒼ちゃんは素っ気なく言った。



えっ…?


さぁって、なんで…



「知らないの…?」



「言ったろ?定期的だって。あっちのことは何も書かれてないから」



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