虹を好きになったあなた
虹は幸せの証
「私じゃ…駄目なの…?


私じゃ、蒼ちゃんの心の悲しみを和らげることはできないの?
私じゃ、蒼ちゃんの“太陽”になれないの?


私が隣にいても…蒼ちゃんは幸せになれないの?」



私は蒼ちゃんを見つめた。



蒼ちゃんは固まっている。



そりゃあそうだよね。


いきなり、こんなこと言われたら…



でも私はずっと思っていた。





「私は…私は蒼ちゃんが好き。ずっと好きなの。だから幸せになってほしいの!」





とうとう言ってしまった私の気持ち。



< 27 / 55 >

この作品をシェア

pagetop