虹を好きになったあなた
お母さんは寂しいそうな顔をした。
蒼ちゃんは1人暮らしだ。
蒼ちゃんのお父さんとお母さん、つまりおじさんとおばさんは蒼ちゃんが中学に入ってすぐに仕事の関係で海外に行ってしまった。
何かの研究らしい。
そして身の回りの世話を私のお父さんとお母さんに任して。
それから1回も帰国していない。
ただ定期的に手紙がつくだけみたい。
最初のうちは晩ご飯は必ず私の家で食べていたんだけど半年ぐらいたった頃から食べに来なくなった。
「蒼空くんはきっと気を使っているのね。ほんと…蒼空くんの親以上に頼ってほしいのにね」
お母さんは寂しそうに笑った。
私の両親はまったく迷惑なんて思っていない。
むしろ、息子ができたみたいに嬉しいって思っているのに。
蒼ちゃんは1人暮らしだ。
蒼ちゃんのお父さんとお母さん、つまりおじさんとおばさんは蒼ちゃんが中学に入ってすぐに仕事の関係で海外に行ってしまった。
何かの研究らしい。
そして身の回りの世話を私のお父さんとお母さんに任して。
それから1回も帰国していない。
ただ定期的に手紙がつくだけみたい。
最初のうちは晩ご飯は必ず私の家で食べていたんだけど半年ぐらいたった頃から食べに来なくなった。
「蒼空くんはきっと気を使っているのね。ほんと…蒼空くんの親以上に頼ってほしいのにね」
お母さんは寂しそうに笑った。
私の両親はまったく迷惑なんて思っていない。
むしろ、息子ができたみたいに嬉しいって思っているのに。