【よるの会】ふぃよるどの宿題帳
「や!やっぱりダメっ!」


唇の先が触れたところで、一気に離される


角っこの方まで逃げ、荒れる呼吸を必死に押さえようとしている


「そんなに…イヤか…?」


確信を持って迫ったはずだったのだが…


「違う!違うのっ!その…なんて言うか…こういうのは…段取りってのが…。私たち、まだ付き合ってるわけじゃないし…」


そりゃあ…言ってしまえばそうだけど…
でも、好きだからしょうがないじゃん…


「だから、私から言うねっ!」


最後に、ふぅっと息を吐き、俺の方へ振り返る



「春斗、大好きっ!」


かわいすぎる笑顔で言われ、一瞬心臓が止まりそうになる


言った本人も、もう限界点まで顔を赤くしてる


両手を広げて、『おいで』のポーズ




「はい。いいよ、……キスしてっ♪」








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