天然ちゃんと2人の双子の王子様
『先輩…?』
林の言葉に、俺等2人ともハッとする。
「ううん。何でもないよ」
やべ~…
普通に考え込んでたよ…
「あっ、でも俺等がここ使ってるのは秘密な?」
俺は、話を切り替えるため、林にそう言う。
まぁ、秘密にして貰いたいのは事実だし。
『もちろん言いませんよ。言ったら、私が練習できませんし』
冗談交じりの笑顔を見て、さっきの事は気にしてないんだなぁと安心した。
それに、口も堅そうでよかった。
「それもそうだね。林ちゃんは、俺等がここに居たとしても吹いて良いからね?」
『本当ですか?ありがとうございます!』
剣斗の言葉に、喜ぶ林。
なんか、単純って言うか何て言うか…