【BL】BLOVED


カーテンの隙間から離れようとしたその時、ユウキが何かに気付いたように立ち上がった。


身なりを整え、部屋から出ていくのを見て、もしかしたら誰か来たのかと思ったが、

時計はもうすぐ日付を変えようとしている。


こんな時間に一体誰が?


胸騒ぎがして、気になって、俺はそのままユウキが部屋へ戻ってくるのを待っていた。


そして俺の疑問は、これ以上ないくらいの衝撃で明かされることとなる。


ユウキに促されて部屋に入って来たのは、確かユウキと同じクラスの、

女の子、だった──


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