俺様ウザい奴との言い合い
『ババア~~~!?』


~ピンポンパンポーン♪~
『えー、校舎でまだ掃除をやっている生徒は、掃除を終了して下さい。』

『掃除終わりだって。あとはよろしくな。ババア』

『むっかーーー』

これがアイツと私の最初の出会いだった。


『なるほどねぇ…』
今は休み時間。私の机にきて話を頷きながら真剣に聞いてくれた由衣。

『けどさ、のんもまだわからないんじゃない?高校2年はまだ長いんだし♪この先なにか進展して、好きになる事もあり得る訳で。けど、だからといってこのままなにも進展しないってゆうのもあり得るんだよ。のんは今神崎翔太をどう思ってるの?』

改めてどう思ってるのか聞かれると、実際の所よくわかんない。

けど...

本当に今は好きじゃないと思う。特に何も思わないで言い合いするのが毎日の日課みたいなもの。

『実際の所…私もよくわかんない。ただ何も思わないで言い合いばかりするのが毎日の日課だし。』


< 5 / 28 >

この作品をシェア

pagetop