アクオー
「ん・・・いや、まあ、ニオイも無いしな。ドライバーの桑原君が了解するなら見逃すよ」

「有難うございます!」

必死に頼んだ甲斐あって、センター長の心を動かした。

「ほら。早く行けよ。桑原君、もう出発するぞ」

「はい!」

絞ったシャツを被ると、濡れた布地がペタリと背中に貼りついた。
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