アクオー
僕は、すぐにトミーが仲間だと分かった。

地味な服装。
年齢も僕と同じくらい。
きっと40代だろうけど、もう50に近いはずだ。

そして、目が合った時。

理屈では無い。

僕と同じなんだと、気が付いた。

その感覚はトミーも感じていたと、後になって聞いた。

「きっと波長が合ったんだろうね」

と、トミーは無邪気に笑う。
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