Woman morbid fear
次の日
学校に行きたくなかったけど、あの鬼のような母さんが理由も言わないのに休ませてくれるはずがない
学校に着くと、破壊されたドアでクラス中が大騒ぎしていた
一応素直に自首したが、案の定こっぴどく怒られた
(淳が考えてくれた言い訳でもドアはさすがにまずかったか)
説教が終わり席につく
ただ幸い間宮の席は俺の席からは見えない位置にある
(唯一の救いだ…)
「潤…もう帰るぞ」
気がつけばもう全ての授業は終わっていた
今日は部活は休みだ
「お前大丈夫か?目赤い」
「…淳〜ッ!お…ヒクッ…俺…」
「なっ…何?いきなり泣き出して」
珍しく淳が黙って話しを聞いてくれていた
「女って怖いな」
「よりによって間宮が…ッ…そんな奴とは…ヒクッ…」
「人は見かけによらずってこの事だな…」
「…うん」