ヒミツの園にご案内★


「ってか・・・胸ねぇし」


はぁっっと思いきりため息をつかれ、とうとう頭に血がのぼった。


「離してよっヘンタイ!!!」


その男を思いきり突き飛ばして、私は、はぁはぁと息切れをする。


もちろん、注目の的だ。


ってか・・・見てる奴って


「ぜ、全員男?!」


自分でもありえない声を出してしまっていた。


「ふ、深谷さん・・・大丈夫?」


「へ?」


後ろから心配そうに声をかけてくる先生がいた。


もちろん、先生はこの状況の中で冷静だった。


「あっあの・・・」


「はい?」


「ココ、共学って聞いたんですけど・・・」


私は思わず尋ねてしまう。




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