僕とサンタクロース。
ー次の日ー

「パパ!ママ…サンタさんに会えたよ」

パパとママは、2人で顔を見合わせてキョトンとしていた…。








そして長い年月が過ぎて僕は、高校生になった。


未だに、俺はサンタさんを信じている。
他の友達は、笑って馬鹿にするけれど…


「本当なんだよな…」
丁度、机の上で冬休みの宿題を終わらせた頃だった。

ー確かに、あれは本当だ。俺はサンタさんに会ったことは事実だったー


クリスマスが近づくたびに、俺はサンタさんを思い出す…。



「ありがとう……サンタさん」


もう、会うこともないけれど…
これからも、プレゼントを配り続けていくんだろうな…。


「おーい!優太…サッカーしようぜ」
窓の外で、友達が叫んでいた。

「あぁ、今行く…」
俺は、窓から顔を出して、一言行った後、部屋から出た。

《優太君、メリークリスマス》


すぐそばで、そんな声が聞こえたのは気のせいだろうか…?


真っ青な青空を見つめて、白い息を吐いて呟いた。

「…今日は、25日…クリスマスか…」



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