ダーリンは俺様王子。

やっと見つけた…

感じの悪い男の子。


彼はカメラのシャッターが切られる音や、女の子たちのキャーと騒ぐ声の中で…


さっきとは別人なくらい…

キラキラとさせたまぶしい笑顔でポーズを決めていた。


イヤなヤツだけど、その笑顔に吸い込まれそうになる…










遊園地から帰った私…


なんか、いろいろあり過ぎて疲れちゃった。

千秋ちゃんなんて…乗り物そっちのけで、あの樹ってヤツを追いかけてたし…


おかげで走りまくったよ…


ハァァとため息をつきながら…アパートのドアの鍵を開け中に入った


なっ…


なっ…



なに…これぇぇ~~~~!!!!!!!!!!!!!





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