ダーリンは俺様王子。
車内では… 神崎が目を潤ませながら、女の話しを聞いていた。
「蘭ちゃん可哀想…なんなら家くる?家狭いけど、蘭ちゃん一人なら面倒見れるよ…」
「そんな…ご迷惑ですから」
神崎の提案に首を大きくふる女!!
ってか…神崎お前の家は狭くねぇだろ!!
あんな、犬小屋みたいなトコに住んでるコイツに失礼だぞ。
神崎 ミナの両親はエステ業界では有名な、エステ会社を経営している。
昔から、なにかと家の親と付き合いがあった神崎が、俺の母親にマネージメントを頼まれ今に至る。
もともと、会社を継ぎたくなかった神崎はすんなりとOKをした。
突然…ピカッと俺の頭がひらめいた。
ニッシッシ♪覚悟しとけぇ~相田 蘭!!
「おい!お前!」
「はい?」
「こら樹!あんたまた、そんな口聞いて~ごめんね蘭ちゃん!!」