ダーリンは俺様王子。
あれから、一週間がたち…
私は、八女財閥の使用人として日々働かせられている。
受験を控えた私は、学校を休んだまま、学校に行きたいのに…
樹に暫く休めと言われ、素直に従ってる私って!!
はぁぁああ…
絶対アホだ!
「こら!蘭!!手が休んでおるぞ!」
バシッと私の手を叩くのは、樹のお世話役のおばあさんで持田 菊絵さん。
樹にも厳しいけど、私にはもっと厳しい菊絵さん…
「はい…すみません。」
「菊絵は厳しいと、樹坊っちゃんから聞いてないのか?ハハハッ」
菊絵さんは腰をトントン叩きながら、二階へ向かった。