君と〜クリスマス・イヴ〜
《カララン…》
「おや、七瀬ちゃんじゃないか、いらっしゃい」
マスターがグラスを拭きながら答えていた。
「こんばんは」
私は、会釈をしてカウンター席に座った。
「今日は、1人なんだね」
グラスに氷を入れて水を注いだ後、私の前に置いてくれた。
「はい…残業で遅れるみたい」
溜め息を、これでもかと言わんばかりに吐き出すと、マスターはププッ…と笑い出した。
「会えない訳じゃないんだから…今日は、特別に21時まで営業するからさ…?貸し切りで」
「いいんですか!?」
ガタンと勢い良く立ち上がると、椅子まで転げ落ちて《ゴトン》と鈍い音がした。
まだ19時ということもあって、お客さんは、何人か居る…その店内で私は、一斉に注目された上に、クスクス…と笑い声まで…。
耳まで真っ赤になった私は、他のお客さんに、平謝りをして事なき終えた。
「おや、七瀬ちゃんじゃないか、いらっしゃい」
マスターがグラスを拭きながら答えていた。
「こんばんは」
私は、会釈をしてカウンター席に座った。
「今日は、1人なんだね」
グラスに氷を入れて水を注いだ後、私の前に置いてくれた。
「はい…残業で遅れるみたい」
溜め息を、これでもかと言わんばかりに吐き出すと、マスターはププッ…と笑い出した。
「会えない訳じゃないんだから…今日は、特別に21時まで営業するからさ…?貸し切りで」
「いいんですか!?」
ガタンと勢い良く立ち上がると、椅子まで転げ落ちて《ゴトン》と鈍い音がした。
まだ19時ということもあって、お客さんは、何人か居る…その店内で私は、一斉に注目された上に、クスクス…と笑い声まで…。
耳まで真っ赤になった私は、他のお客さんに、平謝りをして事なき終えた。