君と〜クリスマス・イヴ〜
「他のお客さんには、内緒よ」
麻由美さんは、人差し指を唇に当てながら、フフッ…と微笑んだ。

「ありがとうございます…」
頭を深々と下げると、マスターは優しく言った。

「優希君、早く来るといいね…」


「はいっ!」

私は、冷たい水をグイッと一気に飲み干した。


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