君と歩く未来
「俺らしいって何?夏姫に俺の何が分かんの?」
柊は、冷たく言い放った。
「柊・・・・」
夏姫は泣きそうになった。
「夏姫、ごめんな。俺、最低だな」
柊は言った。夏姫は首を横に振った。
「そんなことないよ。私こそごめん。柊が苦しんでるの見てられなくて」
夏姫は言った。
「ありがとな。その気持ちだけで嬉しいよ。お前の言う通り、逃げてるだけかもな」
柊は笑った。そして、夏姫の頭に手を置いた。
柊の温もりが伝わってきた。




柊、私やっぱり柊が好き




この気持ち、伝えてもいいですか?





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